「さんまの塩焼き」「かぼちゃのそぼろ煮」新米と食べたいおかずを作ってみんなで囲みました。
2021年7月27日 月一スタッフお料理会
「昨日、稲刈りしたよー。来週あたり送るね!」
7月の中旬のことでした。
種子島出身のスタッフにかかってきた、毎年恒例の実家からの電話。
種子島では、この時期から全国でも一番早い稲刈りが始まります。
それを追うように、私たちの地域でもあと2ヶ月すると、新米が店先に並びはじめます。
この新米と一緒に食べたい旬の味と言えば、やっぱり「さんま」。
そんな話で盛り上がっていたところ、ちょっと旬には早いですが、スーパーで美味しそうなサンマを見つけたので、お昼に炭火で焼いて頂きました!
そして、「秋と言えば、かぼちゃ!味の染みたかぼちゃのそぼろ煮が合うね。」という事で、今回は、新米に合う“さんまの塩焼き”、「あったら便利つゆ」で作る“かぼちゃのそぼろ煮”、「麦生味噌やまぶき」で作る“お味噌汁”の3品をスタッフみんなで作って囲みました。
今回は、生のさんまにはまだ早いので、塩さんまを焼くことにしました。
しかし、この塩さんま、スーパーで見かけていたような気がしたのですが、いざ、買いに行くとどこにもいない。まず、2件のスーパーで鮮魚コーナーの方に確認しても「いや、今は入荷ないよ。」と言われ、慌てて会社に帰ってきて電話で探してみたら、やっと3件目で確保することができました。
先ず、かぼちゃのそぼろ煮の準備から。
かぼちゃを食べやすい大きさに切っていきます。このかぼちゃ、実は私の実家の家庭菜園で採れたものです。かぼちゃは秋が旬のイメージがあったのですが、収穫が盛んなのは夏。それを追熟させてより美味しく頂けるのが秋だそうです。 「かぼちゃは切る前にレンジでチンすると切りやすいよ」と先輩スタッフに教えてもらい、カットしていきます。
次に、お味噌汁の具の準備。
今回は、先月使いたかったけど手に入らなかった「へちま」をメインの具にしたお味噌汁にしました。
初めてへちまを料理するスタッフは、「皮を剥いたら、ぬるぬるするんだね。」と、「こんなに沢山、鍋に入るの?」とびっくりしながら、切っていました。 今の時期は、こちら鹿児島ではたくさん店頭に並んでいて、うちではよく味噌炒めにして食べています。意外にも子どもがはまっています。
次にかぼちゃのそぼろ煮を作っていきます。先ほど切ったかぼちゃに、先に砂糖をふりかけ、5分ほどおきます。こうすることで、かぼちゃから水分が出て、砂糖の旨みが中にしみ込みます。
その間に、鶏ひき肉を炒め、火が通ったらかぼちゃを皮目を下にしてフライパンに並べていきます。味付けは、後は「あったら便利つゆ」と水のみ。15分ほど煮込んだら出来上がりです。
同時進行で、お味噌汁も作っていきます。へちまの他に、冷蔵庫に残っていた白菜やきのこもたくさん入れて、山盛のへちまを入れていきます。
火が通ったら、麦生味噌やまぶきを入れて、こちらも完成です。火を入れると、あらあら不思議、あんなに沢山だったへちまが丁度良い量に収まりました。 へちまは、火を入れるととろとろになって美味しいんです。
最後に、今日のメインの「さんまの塩焼き」
今回もたびたび登場しているバーベキューコンロで焼くことにしました。 前回は炭にすぐ、火が付いたのですが、今回は、なかなか火が付かない。男性スタッフが枯れ木を入れたりガスバーナーで炙ったり、20分ほど格闘して「いただきます」の10分前にようやくさんまを焼き始めました。
もくもくと煙が立ち上がり、香ばしい、いい香りがしてきました。焼き色もいい感じです。 火が付かなかったお陰で、ちょうどいい時間に焼きあがりました。
そしてさらに、前日に、現在新商品の食材探しで試食したブリの残りをお刺身に切り、盛り付けて、12時15分、みんな揃っていただきます。
さんまも脂がのっていて、塩加減もほどよくご飯は進みました。かぼちゃもほくほくして、味が染みて美味しかったです。そして、へちまが意外にも「普段あまり食べないけれど、くせがなくておいしいね」と好評でした。
ちょっと一足お先に、秋を感じることができたひとときでした。