鍋いっぱいの豚汁
冬になると、サトイモやキノコやごぼうの入った、大きな鍋いっぱいの豚汁が我が家の夕食の定番でした。
ネギもたっぷり入れて、しょうがをばっちり効かせた豚汁は、肌寒くなった夜にぴったりでした。
先日実家に帰った時、相変わらず大きな鍋いっぱいに作った、2日目の豚汁が出てきました。
「お父さんと2人なのに、なんでこんな大きな鍋で作るの?」と聞いてみると、
「あれも入れよう。これも入れようとしているうちに、鍋がどんどん大きくなっちゃうのよ」と母。
「今日はお前たちが来てくれて、片付くからいいんだよ。
ヘタすると4日も5日も豚汁って事もあるんだから」と笑っている父。
昔は大家族だった我が家。
大きな鍋いっぱいの豚汁は、その当時を思い出す懐かしい夕食となりました。
(女性スタッフ)