我が家の食卓

料理の下準備

「料理は準備が一番大事。」

母からそんなことを言われたのをふと思い出しました。

料理をする前に皿や食材をすべて揃えること。

そして、手間のかかる「野菜の面取り」。

小さい頃、母がじゃがいもやニンジンのふちを丁寧に切り取っていくのを見て、

「めんどくさいし、もったいない!そのままでいいんじゃない?!」と聞く私に、

母が「めんどくさいけど、とても大事なことなの。
こうしたほうが煮崩れないし、味がよく染みるの」と教えてくれました。

大人になった今でも「やっぱりめんどくさい」と思いながらも、
母の言葉を思いだし、せっせと“野菜の面取り”をしています。

(女性スタッフ)

キャンプに行ってきました。

はんごうでご飯を炊いたり、カレーを作ったり。

もちろんキャンプの定番バーベキュー。

その中で子供たちに大人気だったのが、“甘口さしみ”を塗っただけの“やきとり”。

50本準備した焼鳥は、焼けたそばから、
子供達の口へと次々と運ばれ、
あっという間になくなりました。

「私、やきとり屋さんになれるかも」

 (女性スタッフ)

大人の味?

近所の方にニガゴイ(ゴーヤ)をいただいたので、息子がチャンプル-を作ってくれました。

食べてみると、まだ苦みが強かったので、

娘が「お湯が足りないよ。
炒める前にゴーヤの綿をとって、あっついお湯をかけるの!
やってないでしょ。だから、苦みが取れてないんだよ。」
と偉そうに言います。

負けずに息子は
『この苦みがいいじゃん。これが大人ならわかる大人の味なんだよ』

大人の味。
そんなことを言う子供達に
“まだまだ、二人とも子供だよ”
と、心の中で思った母でした

 (女性スタッフ)

結婚して初めての夏

今日は暑いからと、日曜日のお昼の定番「冷やしそうめん」

具には、“ネギ”と“青しそ”、“錦糸卵にハム”と、ちょっと“苦手なきゅうり”も千切りに。

「これって“冷やし中華”じゃないの」と主人。

えっ?実家ではこれが当たり前だったんだけど・・・

10年経った今、我が家の“冷やしそうめん”には、この“具”が定番になりました。

 (女性スタッフ)

なた豆の味噌漬け

昔、父親が中学校の教師をしていた頃。
学校の菜園で育てた〝なた豆”を持ち帰ってきては、
麦味噌に漬け込んで漬物にしてふるまってくれたものでした。

独特の歯ごたえと、少し苦みがあるその味は、
子どもの私には、とても抵抗があったのですが、
母親や歳の離れた姉たちは、美味しいと言って食べていた思い出があります。

でも、あれからうん十年たった現在。
当時の父親と同じ年齢になった私にとって、
「なた豆の味噌漬け」は、もう一度食べたい、思い出の味になりました。

(男性スタッフ)

食卓の風景

結婚前、夕食時、小鉢に盛って皿数が多い食卓がおふくろの特徴。

結婚後、嫁さんが来て、子供が成長期に入ったら、
大皿で「ドンっ」というのが我が家の食卓。

子供もだんだん大きくなっていき、
時々二人になった今。

最近また、小鉢に戻ってきました。

(男性スタッフ)

「味噌汁は、熱ければ熱いほどウマい」が口癖の父。

我が家の食卓は、いつもやけどしそうなほど、熱々のお味噌汁が当たり前でした。

先日久しぶりに帰った実家で、味噌汁を一口。
「あれ?どうしたの?ちょっとぬるくない?」

こっそり母に聞いてみると
「孫たちが来た時には、やけどするといけないから」って言われそうです。

昔はあんなに怖い人だったのに。

(女性スタッフ)

“赤い”味噌汁と“白い”味噌汁

東京出張中、ホテルの朝食も、昼食も、出てくるのは“赤い”味噌汁。

私個人的には、赤味噌のお味噌汁も大好きです。
ただ、我が家で食卓にあがることはなく、私にとっては、寿司屋でしか食べられない
“特別なお味噌汁”。

ですが、今回3日間の出張を終えて、自宅で食べた“白い味噌汁”。
家についた安心感もあるのか、心も体も“ほっ”として、
ようやく落ち着いた気がしました。

“赤い味噌汁”もおいしいのですが、やはり食べなれた“白い味噌汁”の味を
自然と体は求めているのでしょうね。

(女性スタッフ)

「たまごスープ」

先日、姉の家に泊まりに行ったとき、中学生の姪が朝ご飯に“たまごスープ”を
作ってくれました。

鍋の前で、「これでいいんだったけ?」「失敗したらどうしよう」となにやら不安そうに作っている姪。

みんなが食べる前にも、
「失敗していたらごめん」と言っていたので
「どんな味なんだろう」と
少しドキドキしながら食べましたが、
とてもおいしく、姪が作った料理を初めて
食べたので、すごく嬉しくなりました。

そして、私も姪に負けないように、いろいろな料理が作れるようにがんばらないとな、と思いました。

(女性スタッフ)