先代、先々代からの言い伝えられたお話
シリーズ⑨
南国鹿児島で味噌醤油を造り始めてもう100年以上。
普段から色々な「食」にまつわる話を見聞きします。
今回はそんな中から一部をご紹介します。
今回のお話は「職人さんの知恵パート1」です。
最近の会社はほとんど土曜日がお休みになりましたが、私どもの工場も、現在 第二・第四 土曜日がお休みになりました(一部不定期)。
ところが、創業当初は一年のうち、お正月とお盆、これ時だけがお休みで、あとはすべて仕事だったそうです。
2代目の当主の則秋の話でも月に一回休みがあれば「ありがたかった」という話はよく聞きました。
さて、現在の場所に工場が移って40年以上。
その当時は休みの日の前、空になった醤油タンクや、使った器具などは水などできれいに洗い流して、休みの日に備えていました。
ところが、翌週の月曜日には非常に高い確率で、タンクの周りや器具の口の部分にカビが発生していたそうです。
「これはいけない!」ということで、以前よりもさらに一生懸命“水”で洗い流しますが、次の週の月曜日、やはり同じようにカビが発生してくるのです。
一時的にカビ防止剤を使ったり、専門家にも聞いたりしていましたが、なかなか解決できません。
さて、みなさん、最終的にその当時、どのように解決したと思いますか?
さらに最強なカビ防止剤?洗浄の時間を倍に?
色々考えられますが、答えは・・・
と言ったところで本当に申し訳ありません。紙面の都合上全てを書くことが出来なくなってしまいました。
来月にはこの続きを必ず書きたいと思います。思わせぶりですみません。
次回も楽しみにしていてくれたらうれしいです。
では。