2023春蔵出し(’22春仕込み)今季の販売は終了致しました。

たくさんのご注文を頂き、ありがとうございました。

今回は麦本来の甘みをしっかり引き出すために、次の2点をポイントに仕込みました。

①麹歩合25歩で塩分12.5%  
②熟成期間375日

今回は、「“良い出来だった2022年春蔵出し”を踏襲して、さらに“甘みと旨味”を引き出すために、長期熟成(1年)で仕込みました。ただし、熟成しすぎると酸味が強くなってしまうので、まず28℃の温醸室で14日間、一気に発酵。

その後15℃以下の蔵に移し、じっくり熟成させながら、蔵出しまでいよいよ残り20日余りとなりました。

こうして造り込んでいる、第32回の“特別熟成 鹿児島黒みそ”。
このお手紙を書く直前に、少しだけ蔵から出して、味見をしてみました。

さて、そのお味は・・・

“麦の甘み”がしっかり出ていて、ここまでは順調な仕上がり。

みそ汁にしてみましたが、麦の甘みがしっかり感じられました。ただし長期熟成ならではの“香り”と“色つや”は、もうちょっとという印象。

今回は、麹量を増やして温かい蔵で7日間、一気に熟成させましたが、想像していたよりも熟成は穏やかに進んでいたようです。

ということで、蔵出しまでの残り約3週間。これからは、長期熟成ならではの“香り”と“色つや”を更に引き出すために、もう一度温かい蔵に移して最後の調整を行っていきます。

今のところ順調に仕上がっていますので、予定通り3月中旬に蔵出しできそうです。

お分けできるのは1,400個限定で、お1人様5個まで。

無くなり次第販売終了となります。3月中旬よりご注文受付順に発送予定です。

ただし、万が一最後の利き味会で「これはお客様に出せない」と判断した場合は、蔵出し自体を取りやめる事もございますので、予めご了承ください。

それでは、いつもの短期熟成の麦味噌とはまた一味違う“長期熟成の麦味噌”を、ぜひ、味わってみたいと言う方は、この機会をご利用ください。