ゆっくりと熟成を待ち季節を感じる

  一年の中で一番早く開催される市民フルマラソン大会。
それが薩摩半島の最南端にある指宿で一月に行われる
「指宿(いぶすき)菜の花マラソン」です。

 足元にはどこまでも続く一面の黄色い“菜の花畑”。
顔を上げれば南の空には“さつま富士”とも称される雄大な「開聞岳(かいもんだけ)」。

 そして、どこまでも続く真っ青な空。
 そんな大自然に囲まれたマラソンコース沿い、一面に咲き乱れる黄色い菜の花の中に、白くそびえたつもの。
 南国かごしまの冬の風物詩ともいえる、高さ8メートルほどもある大きな“やぐら”にびっしりとつるされた“寒干し大根”です。

 この“寒干し大根”。私が小さい頃は、祖父母の家の庭先でも、寒い冬の間、大根がつるされていた思い出があります。そして、それを祖母が漬物にしてくれ、小さい頃からお茶と漬物が大好きだった私は、 おやつ代わりに、ポリポリパリパリとよく食べて、家族から笑われたものでした

 今でも毎年この時期になると、私たちの事務所には、それぞれのレシピで漬けた寒干し大根が集まり、お昼休みには、ポリポリパリパリと本当に良い音が響きます。

 今回ご紹介する“寒中干し大根 ひたひた醤油漬け”。
母ゆずり濃口と米酢と黒酢。そして粗糖と“はちみつ”を加え、
漬け汁を作り、その漬け汁に味を引き締めるために“鷹の爪”を一本丸ごと入れ、さらに旨味を引き立てるために手のひらサイズよりも大きい“北海道産の昆布”を足して、寒風にさらすことで、うまみが凝縮された寒干し大根を50日間漬け込むのです。

 そうして出来上がった

 私個人的には、細かく刻んで塩昆布とまぜて、そのままご飯にのせて食べたり、お茶や鶏がらスープをかけて楽しんでいます。サラサラッとした中に、寒干し大根のポリポリッとした歯ごたえが、とても良いアクセントになり、さっぱり食べたい時には最高です!

 この、一本一本丁寧にやぐらに干した大根を、“母ゆずり濃口”で50日間じっくり漬け込んだ
「さつま富士の麓で育った“寒中干し大根” ひたひた醤油漬け」。

 この“寒干し大根”は、年に一度1月から2月の間しか収穫できません。
そのため、今回のご紹介が今年は最初で最後となってしまいます。

 「あの懐かしい寒干し大根を食べたいなぁ」という方や「いつも使っているお醤油で漬けたお漬物を食べてみたい!」という方。
 ご予約順となり、なくなり次第終了とさせて頂きますので、ぜひお早めにご連絡ください。