2015秋蔵出し(’14秋仕込み)いよいよ先行予約 開始です!

2015秋蔵出し「特別熟成 鹿児島黒みそ」の蔵出しまであと40日余り。
いよいよ“先行予約”開始の運びとなりました。

第22回目となる今回は“黒味噌造りの原点”に戻って造り上げる、全3部作の
いよいよ“第3弾”となります。

さかのぼること10年前。
偶然、冷蔵庫の奥で見つけた、じっくり熟成した麦味噌。

「大豆本来の“旨味”と、麦ならではの“風味”と“甘み”が味わえる濃厚な麦味噌」

これをテーマに、通常6か月間寝かせて造る黒みそを、今回は2倍の1年かけて、

じっくり熟成させて造り上げています。

■第22回「2015年秋蔵出し 鹿児島黒みそ」今回の仕込みの概要

①    麹歩合20歩(ぶ)と塩分10.5%。いつもの麦味噌と一切変えず同じ配合。
②    あえて“蔵の温度”と“熟成期間”。これだけを調整。
③    熟成期間を通常の2倍の1年かけて熟成。

昨年9月26日に仕込みを終え、8月24日現在で、熟成332日が経過しました。

そうして造りこんでいる今回の“鹿児島黒みそ”

このお手紙を書く直前、熟成329日目の8月21日に、少しだけ蔵から出して、味見をしてみました。

色は濃いキャラメル色で、麦と大豆の粒は若干残っている程度。固さは少し柔らかめ。
味噌をそのまま食べてみると、前回の味見の時よりも少し“酸味”が強くなっていました。
まだ少し残っている粒を噛むと、大豆の旨味と麦の甘みがじわ~っと出てきました。

実際に味噌汁を作ってみると
お湯を注いだ瞬間・・・茶褐色から山吹色に一気に変わりました。
そして、麦の良い香りが“ふわ~っ”と、わき立ったのでした。

さて、肝心のお味は・・・

「うん。おいしい!」

一口飲んだ瞬間、口いっぱいに大豆の旨味が広がりました。

後から麦の甘みがじわ~っとくる感じ。実際にお味噌汁にすると、酸味は柔らかくなっていて、思っていたよりもすっきりしていました。

私個人的には、今から寒くなる季節「みそ鍋」にぴったりだと思いました。

豚肉とキャベツや白菜をたっぷり入れて、最後にニンニクを少し加えて作る「麦みそ鍋」。
きっとおいしく仕上がると思いますので、ぜひ皆さんもお試しくださいませ。

また、いつも麦味噌「やまぶき」をお使いの方は、ぜひ、“味比べ”をしてみてください。
もちろん、合わせて使うのもOK。いつもと一味違った味を楽しめて面白いと思います。

さて、蔵出しは10月中旬を予定しておりますが、9月下旬に最後の“利味(ききみ)”をして、「納得できる味」になっているか、池工場長が最終の判断をすることになります。

ですから、もしこの時点で「これではお客様に出せない」と、池工場長が判断した場合は、蔵出しを延期、もしくは中止する場合もございますので、この点は予めご了承下さい。

それでは、蔵出しまでもうしばらくお待ちください。

特別熟成 鹿児島黒みそ ・・・ 600円 (税・送料別途) 
●賞味期限:冷蔵で6ヶ月 ●500g巾着袋入り  ●おすすめレシピ(3品)つき